「俺、お前のこと好きになったっぽいんだけど・・・・」



「え?和也何言ってんの?」







ブルー・グリーン








海の中に潜ったみたいにいきなり息が苦しくなった。






ずっとただのサボり仲間みたいな感じで


校舎裏の芝生に寝転がって


昨日のテレビがどうとか、古典の加藤はヅラだとか、


バカばっか言ってた。



そいつがいきなりこんなこと言うんだもん。




いつもの「じょーだん!!ビビった?」


って言葉は、どこに行ったの?






ずっと



和也のこと好きだったアタシにはその冗談は過酷すぎるよ。





「いやマジ冗談抜きで!!好きなんだけど!!」


「やめてよ!嘘ばっかり・・・・.」



「コレで信じる?」



俯くアタシの目の前に和也の顔があって


唇に微かな温もりを感じた




「マジ好きだから付き合ってよ」


「先にキスしといて・・・順番違うよ・・・」


「でも俺のこと好きなんでしょ?」





自信満々な顔で聞かれて、ちょっとムカつくけど


嬉しくて、小さく頷いた









和也と過ごす、時間はいつもさらさら流れていって


数学の1時間なんてあっという間に過ぎてしまう。




最後のほうの音がズレた、古っぽいチャイムが鳴って、


今日は、いつもの10倍くらいこの音が嫌いだと思った。







「次なんだっけ?」


「古典。」


「ヅラかよー!じゃあ、あと1時間俺らの将来設計でも語りますか!!」



「・・!!あたしは寝るんだもんっ」




スーツ姿の和也と、エプロンで迎えるあたしの姿をつい想像してしまって




真っ赤になっただろう顔を隠したくて、体育座りの膝に顔を埋めた。


突然のカップル成立に、心臓がバクバクして眠れるような状態じゃないけど







「じゃあ、俺も寝るっ!」



ふてくされながら寝転がって目を閉じた和也がなんだかかわいくって





「やられっぱなしじゃないよ」って呟いて


その唇に触れた。
















END











あとがき

こんにちは、作者のゆかりでございます。
亀梨さま学生設定のパラレルものでしたー!
名前変換ありませんでしたーー!!m(_ _)m
あたし、学園設定多いですかねー?
自分の学生生活が全然青春でもなんでもなくて
学校内恋愛なんてしたことないので、憧れているのです。
実は、これは1年以上前にHPでアンケートをとったときの
アンケに答えた人だけ見れるお礼小説でした。
このまま眠らせておくのももったいないし
1年以上もたっているのでいいかなーなんて思ってしまって
使いまわししてしまいました。ゴメンナサイ!
読んでくださってありがとうございます☆
では、失礼いたします。


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感想、一言だけでも大歓迎です(つ∀


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